先日、10年ほど前にお付き合いのあった一人会社のクライアントのご友人から、「○○さんが病気でお亡くなりになられたので、制作していただいたホームページを閉鎖するお手伝いをして欲しい」と連絡がありました。
ホームページを閉鎖する方法
ホームページを閉鎖するには、下記2つの作業を行う必要があります。
- ドメインの契約を解除する
- サーバーの契約を解除する
ただし、ドメインやサーバーの契約期間が残っている場合、この2つの作業を行なっても、ホームページが表示されてしまうことがあります。
※主要なドメイン管理会社とレンタルサーバー会社の解約方法が記載されているページを、本記事の下部に記載しておきます。
明確に「閉鎖しました」とアナウンスすることが親切で丁寧な対応
そこで行わなければならないのが、「サーバーにアップロードしているホームページ用のファイルを削除すること」になるのですが、ファイルを削除するだけでは、「メンテナンスか、何らかのトラブルがあって、一時的にサイトが表示されていないのだろう。日を置いてからまたアクセスしてみよう」と思うユーザーも出てきますので、(ドメインとサーバーの契約期間が完全に終了になるまでの間は)明確に「閉鎖しました」とアナウンスすることが、親切で丁寧な対応といえます。
サイトのどのページにアクセスがあっても「閉鎖のお知らせ」が表示されるようにする方法
ホームディレクトリの.htaccessファイルに下記コードを記述する
ErrorDocument 503 /announce.html
<IfModule mod_rewrite.c>
RewriteEngine On
RewriteCond %{REQUEST_URI} !=/announce.html
RewriteRule ^.*$ - [R=503,L]
</IfModule>
ホームディレクトリに下記コードを記述したHTMLファイル(ファイル名はannounce.htmlとしています)をアップロードする
<!doctype html>
<html lang="ja">
<head>
<meta charset="UTF-8">
<meta name="viewport" content="width=device-width, initial-scale=1">
<title>ホームページ閉鎖のお知らせ</title>
<style>
body {
margin: 0;
padding: 5rem 1.5rem 0 1.5rem;
text-align: center;
font-size: 16px;
background-color: #000;
color: #fff;
}
h1 {
font-size: 1.5rem;
margin: 0 0 1.5rem 0;
}
@media screen and (max-width: 781px) {
body {
text-align: left;
}
}
</style>
</head>
<body>
<h1>ホームページ閉鎖のお知らせ</h1>
<p>いつも格別のお引き立てを賜り、誠にありがとうございます。</p>
<p>当ホームページは開設以来、多くの皆様にご利用いただきましたが、この度、諸般の事情により閉鎖いたしました。</p>
<p>長年、お客様にご愛顧を賜り、心より深く御礼申し上げます。</p>
<p>これまでのお客様との出会いに感謝いたしますとともに、今後ともご健勝とご多幸をお祈り申し上げます。</p>
</body>
</html>
実際に表示されるページのイメージ
もし「閉鎖のお知らせ」を掲載したいけれど、一連の作業を行うことが難しいという場合は、お気軽にご相談ください(費用の目安:8,800円)。
主要なドメイン管理会社の解約方法が記載されているページ
主要なレンタルサーバー会社の解約方法が記載されているページ
追伸
今おすすめの一冊
2024年10月19日から全国で公開されているドキュメンタリー映画『五香宮の猫』の想田和弘監督の著書『なぜ僕はドキュメンタリーを撮るのか(講談社現代新書)』。
これを読めば、あなたの観察眼がこれまで以上に起動すること間違いなしです。
もしこの記事が役に立ったときは
埼玉県越谷市に向かって「ナイスだぜ、大橋プランニング。ホームページを新規で制作するとき、リニューアルするときが来たら、お前のことを必ず思い出すぜ」と囁いていただけると幸いです。
全国どこでも、メールやビデオ通話でのやり取りだけで、ご自身で手軽に自宅からでも更新することのできるホームページを制作します。
ちなみに、今のイチオシは「ワードプレスのホームページ制作」です。
お値引きさせていただきます。